早見沙織さん Concert Tour 2019 "JUNCTION"に行ってきた話
表題の通り、4月にあった広島・大阪・札幌・東京の4公演に行ってきた。個人としてはBirthday Special Live 2018、Special Live 2018 winterに続いて3公演目になる。
◎雑感
・早見沙織さん、歌が上手い。
全公演分まとめて感じたことを曲単位で残しておく試み。歌のことは間然するところがない出来ばえだったので特に書くことがなかった。すごい人だよホントに。
1.Let me hear
リード曲。リードとして作られた曲ではないみたいだけど、引き込む力はやっぱ一曲目にふさわしい。
早見沙織さんのライブの場合、早見沙織を現認したい、というよりは声聴きたくて行ってる人が多かろうというところで、『あぁ声が聴きたいよ 君の声が好きなのさ』って歌詞がよく刺さる。歌詞自体は特定の人の声が聞きたい/会いたいみたいなニュアンスなんだけど、ライブ会場に入るともう僕らとしては声聴きたい人に会えてるので上述の歌詞が激エモになるのじゃ。
コーラス部は広島~札幌ではすべて早見さんがかいつまんで担当。東京公演では最初のコーラスをコーラスが歌ったことで完全体に。それぞれ違った良さを堪能できた。
2.Secret
間髪入れずに2曲目。すごく好みの曲なので純粋に嬉しかった。
歌い上げるタイプの曲が映えるのは周知のところなので、こういうジャジーで艶っぽい曲では本当に強みが出る印象。
難しい曲だと思うんだけど完全に仕上げてくる辺りマジのアーチストだ…。
いつかペットとサックス呼んで完全版聴きたいねえ。
3.夢の果てまで
来たわね。
音源聴いてても感じていたことだけど、やっぱり曲としての完成度が違う。ビッグネームがなんでビッグネームなのかっていうのを知らしめてくる。これホントにキャラソンなのか?
歌は完璧なので書くことがない。そう、歌上手すぎて特に書くことがないのだ。書きはじめるまで気づかなかった。
間奏の黒田さんのギターソロめっちゃおしゃんでした。跳躍までガッチリハマって耳が幸せだった…
4.やさしい希望
かどさんのドラムがめっちゃ気持ちよかった。疾走感が増した感じ。
5.Jewelry
「そう」でキラキラハッピーになった。角脇さんのキーボもカワイイ。
6.SUNNY SIDE TERRACE
角脇さんのおしゃんキーボ+かどさんの気持ちいいドラム+いい声で聴く清涼剤みたいになったね。
間奏の黒田さんすき。
7.メトロナイト
これすき。気持ち良い繋ぎから突然KORGを弾き始める声優。
数少ないコール曲なのだが、入れたほうがいいのか静かに聴いたほうがいいのかの判断がかなり高次元なので早見さんの様子をよく見よう。煽りはかなり急に来る。
もっと!
~着座タイム~
8.白い部屋
紗幕みたいな緞帳が降りてくる。本人までほぼ見えなくするのがこだわりが感じられてよい。「しあわせ」のバンド組がたのしそうなのも〇。
9.祝福
アルバムで一番浮いてた曲だと思うけど、インタビューなんかを読んでる限りだと早見さんが今回かなり力入れてた曲みたい。尖った印象の中に感じる推進力とか、よく聞くとめっちゃ前向きな歌詞とか、めっちゃエコーかかった綺麗な歌声で刺してくると映像も合わさってカオスな感情になる。イントロのかどさんめっちゃかっこいい。
仕上げのアクセントとして入ってる『主よ、人の望みの喜びよ』のフレーズがバンドマン覚醒スイッチみたいになってて笑ってしまった。みんな多動してて楽しそうだったね。
10.interlude:forgiveness
お着替え+ピアノ設置中のインターリュード。東京公演ではコーラス部もきっちり入って素敵。
forgivenessってあるように『温かな赦し』と対応したインターリュード。ライブコンセプトとしてはここで一区切りってことなのかな。
~おピアノタイム~
11.星になって
音源しか追ってなかったのでツアーで初聴きだった曲。素敵だった。
「星になって あなたに」(たぶん)のところの歌い方がすき。
12.琥珀糖(Short Edit.)
以前行ったライブでも披露された琥珀糖の弾き語り。めちゃくちゃメロディアスで好きなんだよね。早見さん、高音の切り替えが真骨頂だと思ってるのでいっぱい搭載されてるこの曲は曲調と裏腹に聴きごたえがすごいので好き。ディーヴァ。
13.カーテン
なんか、曲 から成長してカーテンと化した曲。ハミング版も歌詞ありもそれぞれのよさがあってよかったですね。ステージのライティングからして夜空を見る曲なんだろうか。カーテンを開けてエモさ100点です。
~着座タイム~
14.ESCORT
めccccccccちゃよかったねこれ。キャリアの1曲目がこれってほんとにすごい。一生付き合っていけそう。
15.little forest
黒田晃年を信じろ。トランペットも今度呼んでね。
16.Fly Me To The Moon
この衣装、いいっしょ?北海道はでっかいどう。
広島のますぺーがものすごい勢いで頷いてた1曲。デレパ早見さん回でちょい出しされたときも昔歌ったことあるって言ってたけど、より深掘りされたEPが聞けてよかった。親御さん英才教育っすね…。
展開切り替え中のかどさんと角脇さんとってもよかった。
~血行促進タイム~
17.僕らのアンサー
Live限定曲。まっすぐな曲。
18.夏目と寂寥
純粋に楽しい、ってなるとやっぱこの曲になる。かどさんのブレイクがめっちゃ気持ちよかった。多動した。
「見切り発車」を叫ばせる意味はよくわからないけど、楽しいからいっか。
19.where we are
Live限定曲。たのしかった。
20.Blew Noir
これを聴きにきた。コーラスがフルで入ってるから一人では歌えない設計なんだけど、毎回早見さんの歌い分けが変わるので何回聴いても飽きない。全編カデンツァみたいなね。毎回ジャズボーカリストか??ってくらいの(まぁジャズボーカリスト見習いだったんだけども)アドリブを加えてくれるので本当にライブの妙というか、そういったものを感じられた。
アウトロ周辺のピアノが激しくて最高。
広島~札幌の「bleu on bleu on bleu」のコーラス部は黒田さんが歌ってたんだけど、なかなかエモみのある歌声でお気に入り。
コーラスが入った東京公演では歌い分けがほぼCD通りになった。
セルフアレンジの仕上がりで言えば札幌が一番。
バンドメンバー紹介は毎回アガるんだけど、早見さんが黒須さんを煽った札幌がやっぱり頭一つ抜けてるかな。札幌、最高。
21.温かな赦し
forgivenessでいったん区切られたJUNCTIONの終点。温かなforgiveness。
観客のバックグラウンドまで尊い瞬間の一部、っていう概念は大事にしていきたいもの。
黒田さんのアコギが暖かくて感じ入ってしまった。バンドメンバーがこう…イイ。マラカスかわいい。
EN1. LET’S TRY AGAIN(広島)
Key.角脇さんと2人での演奏。ラストMCの「様々な方向性の曲」と「様々な背景の人」で紡がれた一瞬、っていう概念を反芻すると、「泣いて迷って傷ついて悔やんで あなたはここまで来たんだね」「何があっても私がそばにいること 忘れないでいてね」っていう歌詞がより光る。
お二人とも素敵でした。
EN1.雨の水平線(大阪)
Ba.黒須さん、Dr.かどさんの3人で。いや、黒須さんマジ。すごい。神。えっち。イントロのG-Ais-F-G-D-F-C-Aisのとこからもうぐいぐいキた、音が、低い…低音…引き込まれる。。。となった。
全部好きなんですけど、「冷たい 冷たい 暖かい」のとこが特にイイですね…
EN1.NOTE(札幌)
Gt.黒田さん(札幌出身)と2人で。初めて来た北海道にHello!とかそういう話なんですかね。音源版からギターがメインの曲なんだけど、黒田さんのギターがとにかく素敵でした。推せる。
EN1.eve(東京)
Vn.ヒマタさん、ホシナさん、Cho.川崎さん、野田さんと5人で。
平成最後のライブ、みたいな話もしてたので「令和イブ」的な意味合いもあったのかな?
EN2.新しい朝
歌、うめえ。サビのED感が圧倒的過ぎる。
EN3.ByeBye
いつもの。「ちょっと」のところがめっちゃ好き。
EN4.To years letter(東京)
真エンディング。eveと合わせてサヨナラ平成感がすごい。
明日からもつよく生きていきましょう。
◎総評
全部行く価値あったことがまず喜ばしいことだった。それぞれの会場にそれぞれの会場ごとのよさ、その日のパフォーマンスのよさがあって、まあこれはどのライブもそうなんだろうが、同じセトリでも全部違ったよさが感じられた。これはコンテンツ系のライブではあまり感じられない感情なのではないか。
全部よかったんだけど、あえて順番つけるなら札幌>広島≧大阪>東京かな。札幌のBleu Noirの仕上がりがマジでヤバかったのと、やっぱり箱は小さければ小さいほど音が綺麗。
1か月で4公演聴いたわけなんだけど、毎公演ほぼ同じセトリなのにまったく飽きがこないのが早見さんとバンドの方たちの力量だったり、生演奏(特にJUNCTIONツアーで言われてきた”生”の演奏)の力なんだろう。
秋辺りにまたライブあるそうなので、また参加したい。
◎旅行記
例によって観光もしてきたので、その記録も。
広島・厳島神社。噂に違わぬ荘厳さだった。海に鳥居建てただけでなんでこんなに綺麗なんだろう。
潮は引き気味で、本殿の方はもう砂浜になってしまってたのが残念。次来ることがあったら潮の時間見ながら行こう。
広島・宮島ブルワリーで穴子のオムライス+ビール3種の飲み比べセット。ビールはペールエール・ヴァイス・スタウトの3種。全体的に甘めで欧州寄りな感じだった。すき。穴子のオムライスは不味い訳がないので終了。
広島・お好み焼き。おそばが入ってるのは初めて食べたけどパリパリしてておいしかった。ごはんっていうよりおやつって感じかなあ。
大阪・道頓堀。人いっぱいだった…。
大阪・海遊館。ジンベエザメ。海遊館期待してたのよりだいぶたのしめてよかった。大水槽の隅で休憩してる🐟見てたときが一番たのしかったかも。
北海道・小樽運河。来るの初めてではなかったけど、やっぱ綺麗だった。ゆっくり時間が流れる感じがよかった~
北海道・小樽ビール。店構えからビールの味までまんまドイツビールで最高でした。
以上!