Memorandum

@fenrirx シャニとか早見沙織さんとか たまにデレ

水色感情になった

【水色感情】杜野 凛世について

 「水色感情になった」で片づけたくなくて書いた。

 誰もが分かっていそうなことの確認(4割)、学のある方の考察の確認(4割)、ちょっと考えたこと(2割)。全バレ前提。

注意:はははっ。浅学で、すまん


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Lv9なのは見逃してほしい。

1.コミュ名について

 表記については、A1以外の全編は音楽についてのことであること、レコードの素材は塩化ビニールが主体であるらしいことから音楽系の表記でほぼ確定とすると、ほぼレコードのA面(A1.A2.)、B面(B1.B2.)という理解でよさそう。B1で雰囲気が転換するところからも恐らくそうだが、話の展開としてはおそらくA1→A2→B1→A3→A4という理解の方が正しいと思われるため不明。

 括弧の中の表記については、歌唱者名の表記と絡めて”話の主体”を明示しているという理解でよさそうだが、B2の解釈が若干難儀である。

 まあ、話の導入がP側から始まることと、

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このセリフからVoを導く(Inst)とすればほぼ主体はPでいいだろう。 ただ『L'amour est bleu』には歌とinst版の両方がある(とGoogle先生が聴かせてくれた)のでそのことかもしれない(凛世が歌詞を聞き取ったことから、レコードで聴いたのは歌のほう)。 

 『人の気も知らないで(Tu ne sais pas aimer)』というシャンソンがあるらしいため、恋は水色のinst版を指しているわけではないように思われる。

 と、ここまで打ったところで(Inst)ではなくて(Isnt)だったことに気が付いた(勘違いをしていただけである)。「(R.Morino)ではない」という解釈で問題なさそうだ。

 TrueはR&BをもじってRinze & P およびRecord & Playerで素直に理解してよさそうだが、R&Bへの理解がなさ過ぎてそっちについて何か仕掛けてあるのかは読み取れない。


※10月31日のメンテで(Isnt)が(Inst)に変更されました。最初のでよさそう(掌ドリル)

2.各コミュの内容について

(1)A1.君とabc(R.Morino)

 ABCって何だ…と考えたときに恋のABCが出てきてしまったが、まさかそんなことはない。と思う。ただA3.に関しては恋の「A」なので…たすけて有識者

 コミュの内容は、Pに休みを取らさせられた凛世と、有休消化を言い渡されたPについて。凛世の英語の宿題に絡めて、Pと凛世が表現される。

 The town lies in a small valley.

 鳥取のことを示しているか、単に導入か。

 He saw a bird flying.

 HeはP、鳥はアイドル(おそらく凛世)。

 I know him.

 ここ試験出るよ~

  • 「宿題 終わったか」

 ハーレム系主人公凛世P、メモリアルパワーで特別な能力を発揮。

 (大方終わっているのに)宿題と、休息のため凛世に休みを取らせる。

 He doesn’t know me yet.

 対比。読み手側には今更すぎるのだが、凛世が「Pは凛世のことをまだわかっていない」と感じていることを言葉で(また引用だけど)表現している点は珍しさを感じる。ほかにあります?

  • 「―夏休み、もらっちゃうんだ」
 I know him.

 彼(が今頃何をしているか)を知っている。お前は早く水族館の埋め合わせをしろ。

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 たぶん同じじゃないと思うんですけど(名推理)

 凛世は「下駄の鼻緒が切れていなければ今の出会いはない」というのを大前提に置いているはずなので、この時の凛世は「今」みたいだったらよい、とは思いつつもそもそも「出会い」が消失した可能性についても思案していてもよいだろう。

I don’t know what will happen.

 いつもの無常感だが、今回は何か”芯”のようなものを感じる。



(2)A2.恋は何色(R.Morino)

 全国1億3000万の事務所の壁さんや事務所の窓さんが(ヤバいものを引いてしまった)となったコミュ。

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 こういう環境の画像や環境音(レコードのノイズなど)を差し込んでくれるのが本当に丁寧ですき。

 この「どぅ どぅ」は、理解できない歌詞の転写とともに、凛世の心音を暗示している。直後に提示されていたにもかかわらず心音について私は全く気付けなかった。

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成りました。

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  L'amour Est Bleu の提示部である。思い出アピールからも答え合わせが出来るように「恋は水色」だ。まわる「つややかで黒い、音の出る」レコード盤を凛世に、溝を走る針をPになぞらえたコミュである。レコードに対して強くつよく「まわれ」「鳴れ」と念じる凛世は「まわる」ことで「貴方さまを笑わせたい」という気持ちを表している。

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 「歌詞の”意味は知らない”が、聴いていればわかるような気がする」と読めるエピソードだが、Trueを見た後に見返すとおそらくミスリードさせる目的があったのではないか。

 凛世は本当に知らなかったのだろうか。

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 Pが店主に頼むより前に、凛世は「レコードが聴いてみたい」ことをPに伝えている。また、凛世はレコードのジャケットタイトルを読むことが出来ており、また仏語が出来ないことも明らかであるからジャケットタイトルは日本語表記で「恋はみずいろ」である。

 少なくとも恋の歌であることは分かったはずで、自身のパーソナルカラーにも極めて近い色である。また、雑な表現だが凛世は学がある。「浅学で申し訳ない」というのもPの表現に合わせたものとすれば、(どのレベルかはともかく)知っていて恋の歌を一緒に聴きたがったという解釈も十分可能だろう。

 「知らない」の語勢にやや含意があるように感じられる(気がする)ことと、Trueでの「わかるまで聴く」の意味を考えれば、個人的にはこちらの方がしっくりくる。


(3)B1.マドリガル(R.Morino)

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 ここすき

 放クラはカラオケに来ても飯をつつかないのではないか、という謎の疑惑が浮上した。ちょこ先輩とか絶対頼みそうだけどな。



(4)B2.人の気も知らないで(Isnt)

 難解。

 人の気も知らないで(Tu ne sais pas aimer)というシャンソンがあるらしいが、Pが思い出したのは L'amour est bleuのほうだろう。

 お昼からPの頭には L'amour est bleuが流れ、夜になる。

 凛世が現れ、部屋に迷い込んだ蝶を見つける。

 捕まえた蝶を月夜に放そうとしたPは、頭に流れる曲の正体を思い出す。

 L'amour est bleu =凛世=蝶、針=P=月と考えるのが妥当だろうか。若干腑に落ちない感覚もある。

  • -窓から放そうか

 蝶を月夜に放つPと共に、凛世がレコードに針を落とすシーンが2度回想される。

 蝶を放ち、帰すことの意味合いは、「迷った蝶(アイドル)を導き、もう迷わないようにする」ということだろうか。そして、それがP(月・針)の役割なのだという意識をかなり強いレベルで持っていることが伺える。

 凛世の「迷うこともある」という言葉については、Pとの関係性についての迷いだと思われるが、解釈が非常に難しい。

 

L'amour est bleu が頭から離れないPについては、なんらかの関係の進展を思わせる気付きであり、このままTrueへと進展する。

  • ー驚いてるかな、この蝶

 凛世から、月=P、アイドル=蝶の解釈が提示される。

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 一方でPは「逆」に感じることがある。月=凛世によって、蝶=Pが導かれていると感じることがあると読めるが、ここで

L'amour est bleuをもの悲しいと評して、自身が月である場合の話に戻っているため、これだけでは判断に困る。

  • ーなんて蝶かな?

 Pは蝶の色と「恋はみずいろ」から蝶にミズイロアゲハと名付ける。

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 その一方で、「恋はみずいろ」は「水色というよりブルー」だと評する。

L'amour est bleu が英訳でLove is Blueとなったというエピソードにも関連があるだろう。また、他の選択肢で「頭から離れない」「もの悲しい」と評している。素直に読むならば、「頭から離れなくて」「水色というよりブルーで」「もの悲しい」のは「恋」であろう。Pの深層心理には純粋な恋慕の気持ちがあったのだろうか。今までの解釈のすれ違いも、それを無意識下で強い職業倫理によってすり替えてきた結果だったのだろうか。

 『 人の気も知らないで(Tu ne sais pas aimer)』 は、別れの歌である。ミズイロというよりブルーな蝶にそろそろさよならして、窓を閉めて決別するというのは、つまりは…。

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(よし、まだ大丈夫そうだな)


(5)R&P

 表題に関しては冒頭の通り。2人が主体のコミュである。

 撮影ディレクターからPが気付いていなかった凛世の一面を褒められ、Pは自分の未熟さを痛感する。

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 これが、今までのすれ違いの原因だったというとらえ方もできるだろう。自己評価の低さ、自己肯定感のなさから、凛世から恋慕されるようなことは「まずありえない」とし、無意識下でその選択肢を弾いている結果、鈍感主人公ムーブが生まれたという考え方だ。

 しかしながら、(仕事上ではあるが)Pが凛世に対してさらに近づき、知る必要があると感じたことは確実に関係の進展である。これは素直に喜ぶべきことだろう。

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 一方の杜野は褒められてウッキウキである。かわいい。


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 Pは「わかるまで聴く」決意を固め、

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 凛世は「聴いてくださるかぎり、自慢のアイドル」である。

 このコミュですらすれ違いは生じているが、結論の部分で目指す方向が同じになったことはこの2人のコミュにとっては非常に大きい。

 このTrueコミュは、Record&Playerのノイズで締めくくられる。レコードは回り続け、針は溝を走り続ける。


4.総評

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 ・杜野凛世、わかんないね。わかりたい。

 ・アイドルマスターっていったいなんなんだろう。